ビーチサッカー日本代表、パラグアイに0-3からの大逆転勝利でW杯白星スタート

FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021 グループステージ vs パラグアイ代表戦

ビーチサッカー日本代表、パラグアイに0-3からの大逆転勝利でW杯白星スタート

2021.8.20 ・ 日本代表

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日本時間19日、FIFAビーチサッカーワールドカップの初戦がロシアのモスクワで行われ、日本はパラグアイと対戦。一時は3点差をつけられる展開となったが、赤熊卓弥、山内悠誠の連続得点で7対4と逆転勝ち。底力を見せつけ、幸先の良いスタートを切った。


世界ランキング6位の日本と9位のパラグアイ。前回大会も初戦で顔を合わせ、日本が5対4で勝利を収めている。


第1ピリオドのスタメンはGK宜野座寛也、フィールドプレイヤーは赤熊卓弥、大場崇晃、松尾那緒弥、監督兼選手の茂怜羅オズの5人でスタートした。


開始2分が経過した頃には、原口翔太郎、大場崇晃、奥山正憲のセットを送り込み、その後も上里琢文、山内悠誠と次々に選手を替えて、主導権を握ろうと試みる。


しかし先制したのはパラグアイ。10分37秒に赤熊がカンテーロを引っ張り、ファウルを犯してしまう。ゴール正面のフリーキックをカンテーロが決めて、パラグアイがリードを奪った。


直後の10分42秒には、茂怜羅オズがファウルを犯すと、そのプレーで得たフリーキックをメディーナが技アリのループシュートで沈め、パラグアイがリードを2点に広げる。


第2ピリオドに入っても、パラグアイの勢いは止まらない。開始直後にメディーナが鮮やかなオーバーヘッドを決め、日本は3点のビハインドを背負うことに。


日本がゴールネットを揺らしたのは、第2ピリオドの21分39秒。左サイドでボールを受けた山内が鮮やかな反転からゴール前へ折り返すと、パラグアイの選手に当たり、オウンゴール。ようやく1点を返す。


直後、日本はGKを河合雄介にチェンジ。この交代が流れを引き寄せる。第3ピリオドの26分15秒、GK河合のスローを受けた大場がファーサイドにクロスを送ると、待ち構えていた赤熊が頭で流し込み、2点目をゲット。3対2と1点差に詰め寄る。


しかしパラグアイは直後にモランがドリブルで右サイドを突破し、ファーサイドに強烈シュートを突き刺して、4対2。またも日本を突き放す。


だが日本も諦めない。29分20秒、GK河合のシュートに反応した山内が頭でコースを変えてゴールイン。鮮やかな連携で、再び1点差に詰め寄る。


そして32分10秒、大場のコーナーキックをファーサイドで赤熊がヘディングシュート。強靭なフィジカルを活かして相手の寄せをブロックし、ゴールに流し込んだ。


ついに同点に追いついた日本。32分42秒には、またも赤熊が大仕事をやってのける。GK河合のスローを収めた赤熊が相手を背負って反転すると、右足でファーサイドにシュートを突き刺した。一時は0対3のビハインドを背負いながら、5対4と逆転に成功した。


33分10秒、逃げ切りたい日本は山内が倒されてPKのチャンスを得ると、これを自ら決めて6対4。パラグアイの息の根を止めるゴールを奪った。


終了間際にも、GK河合のスローを受けた山内が反転してシュートを沈め、7対4で試合を締めくくった。


試合後、選手兼監督の茂怜羅オズは「最初ファウルで失点して、苦しい試合になった。最後まで諦めないのが良かった。自分のFKは入らなかったけど、勝ててよかった」と安堵の表情で振り返った。


勝ってグループリーグ突破を確実にしたい日本。2戦目の相手はアメリカ。試合は8月21日(土)午後10:17より、J SPORTS 1とJ SPORTSオンデマンドで放送される。


写真提供:getty images

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