リトルなでしこはメキシコと引き分けるもGSトップ通過、ベスト8決める

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リトルなでしこはメキシコと引き分けるもGSトップ通過、ベスト8決める

2018.11.21 ・ なでしこ

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日本時間21日、FIFA U-17女子W杯グループリーグ3戦目が行われ、U-17女子日本代表“リトルなでしこ”は、U-17女子メキシコ代表と対戦。両者とも引き分けで決勝トーナメント進出が決まる一戦は1対1のドローに終わり、得失点差でリトルなでしこが1位通過を果たした。


2戦目から中3日。リトルなでしこはスタメンを4人変更して臨んだ。GK大場朱羽、最終ラインは右から伊藤彩羅、後藤若葉、長江伊吹、善積わらい。ダブルボランチに木下桃香と松田紫野。右に中尾萌々、左に森田美紗希、2トップに田中智子と神谷千菜が入る、4-4-2でスタートした。


引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる、リトルなでしこ。立ち上がりから持ち味のパスワークを発揮し、テクニックとフィジカルに優れたメキシコを揺さぶる。前半21分には、ペナルティエリアの外から伊藤がミドルシュート。シュートはGKにキャッチされたが、積極性が光る場面だった。


そして前半40分、リトルなでしこが堅守メキシコのゴールをこじ開ける。木下がドリブルで中央を持ち上がると、ペナルティエリアの外から左足を一閃。ゴール左に鮮やかなシュートを流し込んだ。


後半開始から、松田に替えて瀧澤千聖を投入。後半もリトルなでしこが積極的に仕掛けると、後半5分には神谷が相手のクリアボールを拾い、右足でシュート。GKの正面を突いたが、メキシコの最終ラインに圧力をかけていく。


後半16分、伊藤に替えて富岡千宙を投入。追加点を奪いたいリトルなでしこだったが、一瞬の隙を突かれてゴールを許してしまう。後半18分、左からのクロスボールをゴンサレスにヘディングで流し込まれて失点。後半24分にも、GK大場と最終ラインの連携ミスでピンチを招くなど、危ない場面を作られてしまう。


後半36分、リトルなでしこが反撃に出る。田中とのパス交換から神谷が抜け出し、左足でシュート。GKが弾いたボールに瀧澤が詰めるが、DFにブロックされてしまった。終了間際には神谷に替えてストライカーの大澤を入れ、勝ち越しを狙うが、追加点はならず。1対1で試合を終えた。


試合後、池田太監督は「(引き分けでもグループステージ突破だったが)得失点差などは考えず、いつもどおり戦おうと言って送り出した。ノックアウトステージに進めたのは喜ばしいこと。さらに強くなって、次の対戦相手と戦いたい」と意気込みを語った。


先制点の木下は「ここ2試合、点が取れていなかったので、思い切って足を振って良かった」と笑顔。決勝トーナメントに向けては「目標は優勝。今日も課題は多かった。チーム全体で改善して、楽しんで勝てるように頑張りたい」と力強く話した。


1位で決勝トーナメント進出を決めたリトルなでしこ。次戦の相手はニュージーランドに決まった。負ければ終わりのノックアウトステージ。注目の一戦は24日(土)28時50分より、フジテレビNEXTで生中継される。


写真提供:getty images

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